■経済・ビジネス発展に貢献できる人物を問うアンケート
自民党総裁選と立憲民主党代表選に向け、東京商工リサーチ(TSR)が企業向けアンケート調査を実施した。自民党総裁選では、高市早苗氏が企業から最も支持を集め、24.4%の支持率を獲得した。一方、立憲民主党代表選では、野田佳彦氏が36.3%の支持を得てトップとなった。
■約半数の企業が「期待する候補者はいない」と回答
調査は2024年9月4日から9日にかけて実施され、5921社から有効回答を得た。自民党総裁選では、高市氏に続いて石破茂氏が16.9%、小泉進次郎氏が8.3%の支持を集めた。立憲民主党では、野田氏の後に枝野幸男氏が4.9%の支持を得た。
注目すべきは、「日本経済・自社ビジネスの発展に寄与すると思う人物はいない」との回答が、自民党で21.7%、立憲民主党で50.8%に上ったことである。この結果は、両党が抱える政策課題とイメージを浮き彫りにしている。
自民党総裁選は9月12日に告示され、過去最多の9人が立候補し、27日に開票される。一方、立憲民主党代表選は9月7日に告示され、4人が立候補し、23日に開票される予定である。
同調査結果は、日本の政治リーダーシップに対する企業の期待と懸念を反映しており、今後の政局の行方に影響を与える可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)