【株式市場】前場の日経平均は753円安、円高への警戒感が強いなか海運、水産、食品などしっかり

◆日経平均は3万5828円54銭(753円22銭安)、TOPIXは2524.74ポイント(46.10ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億1565万株

 9月17日(火)前場の東京株式市場は、NYダウが米国16日に最高値を更新した一方、円相場は一時1年ぶりに1ドル139円台に入る円高となったため、半導体関連株や自動車、機械、鉄鋼株などが総じて安く、北米景気関連株もブリヂストン<5108>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)は中盤から軟化するなどで総じて冴えなかった。一方、極洋<1301>(東証プライム)や雪印メグミルク<2270>(東証プライム)、日清オイリオG<2602>(東証プライム)などは円高を好感とされて戻り高値を更新した。日経平均は取引開始直後の81円42銭高(3万6663円18銭)を上値に次第安となり、ほぼ一本調子に下押して前引けは安値引けとなった。

 居酒屋・鳥貴族などのエターナルホスピタリティG(エターナルホスピタリティグループ)<3193>(東証プライム)が今期も大幅増益の7月決算と大幅増配、累進配当制の導入など好感されて急伸し大幅に出直り、ネオジャパン<3921>(東証プライム)は中間配当の開始や主製品の高機能化などで一段高。都競馬<9672>(東証プライム)は猛暑効果への期待などで出直り急激。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は前週末の3連休中に開催されたテレビ大阪の屋台村フェスに提供したタッチ決済端末「タピオン」好評で注目再燃と急伸。ペッパーフードS<3053>(東証スタンダード)は月次堅調とされ円高も追い風と急伸。モルフォ<3653>(東証グロース)は四半期決算に続いてソニーG<6758>(東証プライム)グループ企業との提携が好感され急伸ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1565万株、売買代金は1兆9887億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は558銘柄、値下がり銘柄数は1048銘柄。

 東証33業種別指数は6業種が値上がりし、海運、水産農林、空運、倉庫運輸、陸運、小売り、食料品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る