【株式市場】日経平均は378円安、10日続落だが前場の700円安から持ち直す

◆日経平均は3万6203円22銭(378円54銭安)、TOPIXは2555.76ポイント(15.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億7458万株

 9月17日(火)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東証プライム)や日清食品HD<2897>(東証プライム)が中盤過ぎから尻上がりとなって本日の高値に進み、極洋<1301>(東証プライム)、キユーピー<2809>(東証プライム)もほぼ高値引けなど、円高が追い風になる銘柄や円高の影響が相対的に強くない銘柄に買いが回る相場になった。並行して、前場下げた三井物産<8031>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)は13時頃を下値に回復傾向となり、日本郵船<9101>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は後場寄り直後に前場の安値(3万5828円54銭、753円22銭安)に迫ったが持ちこたえて徐々に持ち直し、大引けは10日続落だが下げ幅を300円台に縮めた。

 後場は、日本航空<9201>(東証プライム)が中盤過ぎから尻上がりとなって本日の高値に進み円高など好感。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は前場の高値を抜かなかったが前週末の3連休にテレビ大阪の屋台村フェスに提供したタッチ決済端末「タピオン」好評で注目再燃とされ急伸したまま推移。ファーストロジ<6037>(東証スタンダード)は自社株買いと今期2ケタ増益率を予想する7月決算など好感され急伸したまま推移。モダリス<4883>(東証グロース)は急伸スタートとなり筋ジストロフィーの治療方法で特許との発表を好感。レーサム<8890>(東証スタンダード)はヒューリックによるTOB(株式公開買付)を受け大引けまで気配値のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億7458万株(前引けは9億1565万株)、売買代金は4兆2029億円(同1兆9887億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は960(前引けは558)銘柄、値下がり銘柄数は631(同1048)銘柄。

 東証33業種別指数は14業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、水産農林、陸運、空運、食料品、倉庫運輸、小売り、繊維製品、石油石炭、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る