高千穂交易、AIで万引き検知システム「veesion」を日本で初導入

■防犯カメラ映像をAI解析、スタッフ負担軽減と商品ロス削減に期待

 高千穂交易<2676>(東証プライム)は、9月24日からフランスのVeesion SAS社の万引き行動検知システム「veesion(ヴィージョン)」の取り扱いを日本で初めて開始すると発表。このシステムは、AIによる映像解析技術を用いて防犯カメラの映像から万引き行動を自動的に検知し、リアルタイムでスマートフォンに通知する。

 警視庁の統計によると、2023年の万引き認知件数は前年比11%増の9万3168件に達している。veesionは、これまで発見が困難だった万引き行為をAIが即時に検出することで、店舗スタッフの負担軽減と商品ロスの削減を実現する。既に世界26カ国3000店舗で採用されており、日本の小売業界の万引き対策に新たな選択肢を提供する。

 veesionの特長として、既存の防犯カメラ映像を利用できるコスト効率の良さ、スマートフォンアプリでの即時確認機能、全店舗のデータ管理が可能なダッシュボード、ディープラーニングによる継続的な精度向上が挙げられる。高千穂交易は同システムの導入を通じて、増加傾向にある日本の万引き被害に対する効果的な対策を支援していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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