巴工業が再び4000円台に乗る、第3四半期の営業利益34%増加、「第1回『九州』半導体産業展」に「高純度SiCパウダー」など出展も注目視される

■半導体産業の集積が進む九州地区でビジネス拡大を期待

 巴工業<6309>(東証プライム)は9月18日、4%高の4130円(150円高)まで上げて再び出直り、終値でも4000円台に乗れば8取引日ぶりという堅調な相場になっている。9月12日に発表した第3四半期決算(2023年11月~24年7月・累計、連結)は営業利益が前年同期比34.0%増加するなど好調。また、「第1回『九州』半導体産業展」(9月25、26日、マリンメッセ福岡B館)に耐食性や耐熱性に優れた半導電材料の「高純度SiCパウダー」などを出展すると開示済みでもあり、半導体産業の集積が進む九州地区でのビジネス拡大が期待されている。

 「第1回『九州』半導体産業展」では、CIPや鋳込み成形で出来なかった複雑形状が作製可能な「3Dプリンタ反応焼結SiC加工品」、酸化雰囲気、腐食ガス雰囲気中でも使用でき、耐摩耗性・高熱伝導率・低熱膨張率・耐薬品性を備えたマテリアルの「CVD-SiC加工品」、最大2000W/m・Kの熱伝導率を持ち、次世代放熱材料として注目されている「CVDダイヤモンド基板」、半導体製造用機能部品で需要が高まっているTaCコート黒鉛加工品、高純度黒鉛加工品の「TaCコートおよび黒鉛加工品」、SPMによる半導体デバイスの微小領域評価において、最適な導電性プローブの「導電性プローブ(カンチレバー)」、などを出品する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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