日立建機と丸紅、ブラジルに鉱山機械販売・サービス会社設立で合意、南米市場のマイニング事業拡大へ

■日立建機は米州売上収益3000億円超え目指す

 日立建機<6305>(東証プライム)と丸紅<8002>(東証プライム)は9月18日、ブラジルに鉱山機械の販売・サービス会社「ザマイン・ブラジル社」を設立することで合意したと発表。両社が50%ずつ出資する特別目的会社を通じて全額出資する予定。この新会社設立により、南米市場における新車販売から部品・サービス提供までの体制を強化し、マイニング事業の拡大を図っていく。

 中南米市場は世界のリジッドダンプトラックの23%、超大型油圧ショベルの9%の需要を占め、今後も需要拡大が見込まれる。特にブラジルでは日立建機の超大型油圧ショベルの稼働実績が多く、部品・サービスの拡販と新車販売の増加が期待できる。

 日立建機グループは、ブラジルを含む南米全体のマイニング事業体制の再構築を進め、2025年度に独自展開分のみで米州売上収益3000億円以上を目指している。丸紅とは1970年代から協業を続けており、両社の経験とノウハウを生かし、ブラジルでの事業拡大を図っていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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