生成AI活用に向けた情報システム部門の意識調査2024―ソフトクリエイト調べ

■生成AIの関心は業界や業務内容を問わず拡大、懸念はセキュリティ対策

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)グループのソフトクリエイトが実施した「生成AI活用に向けた情報システム部門の意識調査2024」の結果によると、生成AIに対する企業の関心が急速に高まっていることが明らかになった。半年前と比較して、生成AIに無関心な企業は大幅に減少しており、多くの企業が導入や活用を検討している。この結果は、生成AIがビジネスの現場で注目を集めていることを示している。

■約6割の情シスが導入に関与、新たなビジネスチャンスも

 生成AIの導入にあたっては、情報システム部門が重要な役割を担っている。調査では、約6割の企業で情報システム部門が生成AIの導入や設定に何らかの形で関与していることが判明した。一方で、情報システム部門が抱える課題として、社員の情報リテラシー不足や、生成AIによる知的財産権に関するトラブルなどが挙げられた。特に、情報リテラシー不足については、回答者の64.1%が懸念しており、最大の課題となっている。

 生成AIは、企業の業務効率化に大きく貢献することが期待されている。しかし、その一方で、セキュリティ対策や情報リテラシーの向上など、多くの課題も存在する。情報システム部門は、これらの課題を解決し、生成AIを安全かつ効果的に活用するための対策を講じる必要がある。今後、生成AIの技術はますます発展していくと考えられるため、企業は生成AIの導入を検討する上で、情報システム部門と連携し、適切な対策を講じることが重要である。

■調査結果

・調査期間:2024年6月5日(水)~ 2024年6月17日(月)
・調査方法:自社ハウスデータベース上でのオンラインパネル調査
・調査対象:Webメディア「情シスレスキュー隊」のメルマガ購読者で自社のITシステム運用に関与する方
・回答者数:434名
・調査企画/実施:株式会社ソフトクリエイト
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■アメリカ大統領選挙と利下げ効果、住宅関連銘柄に期待高まる  住宅関連株は厳しい経営環境にもかかわ…
  2. ■歴史は繰り返すのか?上方修正相次ぐ住宅関連株に再び脚光、今後の相場を占う  「歴史は繰返さないが…
  3. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  4. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る