JPXが業績予想と配当予想を増額修正、前提となる売買代金などが上振れる見通しになり9月中間配当は2円増の33円に

■営業収益は4月に開示した予想を4.3%上回る見込みに見直す

 JPX(日本取引所グループ)<8697>(東証プライム)は9月24日の昼12時に業績予想と配当予想の増額修正を発表した。株価は後場、4%高の3670.0円(147.0円高)で始まった。朝から堅調で、9月30日(月曜日)を基準日とする株式2分割への期待の高まりなどがいわれていた。

 今期・2025年3月期通期の連結業績予想は、予想数値の前提となる通期の1日平均の売買代金・取引高について、最近の市況動向を踏まえて拡大する方向に見直すこととし、これにともない修正するとした。営業収益は、4月に開示した予想を4.3%上回る1585億円の見込みに見直し、営業利益は同7.6%上回る850億円に、親会社の所有者に帰属する当期利益は同7.5%上回る575億円の見込みに見直した。

 また、9月中間配当、3月期末配当の予想も増額修正し、9月中間配当は従来予想比で1株につき2円増の33円の予定(前期比でも2円の増配)に引き上げた。3月期末配当は、9月末を基準日とする株式2分割を行う前の額では同3円増の34円の予定(前期は特別配当20円を加えて60円)とした。3月期末配当は、実際には株式分割の後になるため同17円の予定になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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