フロンティアインターナショナル、イベント制作会社マックスプロデュースを子会社化

■イベント業界におけるさらなる価値創造へ向けた戦略的M&A

 フロンティアインターナショナル<7050>(東証グロース)は9月24日、取締役会においてマックスプロデュースの株式取得を決定し、同社を子会社化すると発表。マックスプロデュースの大株主はピアズ<7066>(東証グロース)で100%出資している。インナーイベントや株主総会、展示会など、広範囲にわたるイベント制作を手がけており、特に映像企画・制作に強みを持つ企業である。同件により、マックスプロデュースはフロンティアインターナショナルの特定子会社となる。買収額は約4億300万円。

 今回の株式取得の背景には、フロンティアインターナショナルの中核事業であるイベント企画・運営に加え、体験価値のさらなる向上を目指す姿勢がある。同社は、これまでにも複数のグループ会社を新規設立や買収を通じて強化してきた。2023年には、デジタルやAI領域への投資を行うCVCを立ち上げており、今回のM&Aはその延長線上に位置づけられる。

 マックスプロデュースは、そのクリエイティブ力と大手クライアントとの直接取引により高い評価を得ており、フロンティアグループにとって重要な資産となる。同社の子会社化により、フロンティアインターナショナルはさらなる成長を図り、イベント業界におけるイノベーションを推進するとしている。今回の株式取得に伴う連結業績への影響は軽微だが、今後の成長が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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