■難病・希少疾患を注力領域とし、新たな製剤が加わり取りそろえ拡充
日本新薬<4516>(東証プライム)は9月25日、急伸後も次第高となり、午前10時20分過ぎに13%高の3817円(429円高)まで上げて約4か月ぶりに3800円台を回復している。24日付で、「『ユバンシ配合錠』:Johnson & Johnsonによる肺動脈性肺高血圧症に係る製造販売承認取得のお知らせ」を発表し、買い材料視されている。
発表によると、今回の承認は、Johnson & Johnson(ジョンソン&ジョンソン、J&J)が実施した国際共同第3相ピボタル試験(A DUE試験)の結果に基づくもので、同社は情報提供活動をJ&Jと共同で実施する。同社は、難病・希少疾患を注力領域として位置づけており、肺高血圧症(PAH)はそのひとつ。製品として、ウプトラビ(セレキシパグ)、オプスミット(マシテンタン)、アドシルカ(タダラフィル)を取りそろえており、今回新たにユバンシが加わることで、PAHの治療に一層貢献できるものと考えているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)