■安定収益用に不動産を保有しながらも利益が見込める場合には売却
マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は9月25日、318円(4円高)まで上げた後も堅調に売買され、2日続けて出直りを強めている。24日、販売用不動産の売却を発表。売却益37百万円程度(営業利益)を2024年10月期第4四半期に計上するとし、発表済みの連結業績予想に織り込んでいるとしたものの、今期(2024年10月期)5物件目の売却になるとし、「営業取引」の活発さが注目されている。
売却する物件は札幌市にある鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根4階建の共同住宅で、決済・引渡日は2024年10月中旬(予定)。売却先と売却価格については非開示としたが、引き続き、積極的に物件売却による利益も実現していくとした。同社では、安定的収益基盤の源泉として、長期的に収益用不動産を保有しながらも、売却により十分な利益が見込める場合には売却することを目的に保有物件の入替を行う方針としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)