フライトソリューションズ、タッチ決済ソリューションのTapionに電子サイン機能を追加、9月30日にリリース開始

■決済金額の上限を排除し少額から高額決済まで対応可能

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は9月25日、市販のスマートデバイスを決済端末に変える「Tap to Phone」による決済ソリューション「Tapion(タピオン)」に電子サイン機能を追加し2024年9月30日(月)にリリースすると発表。

 コロナ禍以降、決済方法はクレジットカードや電子マネーなどの多様化とともに非接触型の利用が高まり、消費者の生活にキャッシュレス決済が浸透してきている。その中でもタッチ決済は暗証番号の入力や署名が不要のため簡便に利用できるほか、加盟店にとっても決済に係る時間の短縮や業務の効率化、接触が少ないことによる衛生面での安全性からも広がりを見せている。

 一方でタッチ決済はセキュリティ上、15,000円超過の決済は利用できないという制限が設けられており、タッチ決済を導入している加盟店でも高額決済においては別の支払い方法で対応できるよう多様な手段を用意するなど、導入コストの増加や複数の機器の操作を覚えなくてはならないといった従業員の負荷が課題にあった。

 今回、日本クレジット協会のセキュリティガイドラインが改訂され、タッチ決済でも電子サインに対応すれば支払い上限が無くなることから、当社はTapionに電子サイン機能を追加することで決済上限の縛りを外し*1、少額から高額の決済を完結できるようになる。

 また、2025年3月にはカード取扱時に店頭での端末操作等で暗証番号の入力をスキップする「PINバイパス」が原則廃止となることが決定している。これにより、クレジットカードを店員に渡して、バックヤードで暗証番号をスキップしてから席に戻りテーブルでサインをするレストランや百貨店等で行われていた決済は、顧客に操作のため据置型のレジまで移動するか、決済端末を持ち運び可能なモバイル端末に置き換える必要がある。

 Tapionの電子サイン機能の追加は高級店での利用を視野に含めた業界の変化に柔軟に対応するものであり、ますます加速するキャッシュレス社会において利用者の利便性の維持・向上に貢献する。

 まずVisaとMastercardへの対応を9月30日(月)から開始する。今後はAmerican Expressへの対応を進め、Tapion活用の更なる拡大に向け準備していく。

*1カード会員様と各種カード会社のご契約内容により利用上限額は異なる。

■フライトソリューションズについて

 フライトソリューションズは、2010年9月に日本で初めてiPhoneでのクレジットカード決済ソリューションを市場投入した電子決済ビジネスのリーディングカンパニーである。2013年に自社決済端末「Incredist(インクレディスト)」シリーズを販売、2021年には国内初となるAndroid端末でタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」の提供を開始した。独自技術によるスマートフォンやタブレットによる決済サービスを主軸に、製品の開発・販売・サポート・システムの受託開発等、さまざまな領域でデジタル情報化社会に貢献している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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