イルイミューン・バイオテックが急反発、タカラバイオと固形がん治療薬の共同開発契約締結

■年間6万人の固形がん患者を対象、海外展開権はノイルイミューンが保持

 ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は9月26日、44円高(24.58%高)の223円(9時34分)まで上げて急反発している。同社は9月25日、タカラバイオ<4974>(東証プライム)と固形がん治療薬NIB103の共同開発契約を締結したと発表。NIB103は、ノイルイミューン独自のPRIME技術を搭載したCAR-T細胞療法で、トリプルネガティブ乳がんや大腸直腸がんなどを標的とする。タカラバイオは国内での治験用製品および商業用製品の製造を独占的に担当し、ノイルイミューンは開発業務と販売を担う。

 同提携により、ノイルイミューンは国内におけるNIB103の製造体制を確立し、開発の効率化と加速化を図る。対象患者数は日本で年間約6万人、世界では約36.7万人と想定される。海外での開発・製造・販売権はノイルイミューンが保持する。PRIME技術は、CAR-T細胞にインターロイキン-7とCCL19を産生させ、がんに対する治療効果を向上させる可能性を持つ。両社の強みを生かした同提携により、革新的ながん治療法の開発が進展すると期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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