【株式市場】日経平均は1055円高、円安などに加え9月末の配当取りに絡む先物買いも寄与とされ後場一段高
- 2024/9/26 16:07
- 今日のマーケット
◆日経平均は3万8925円63銭(1055円37銭高)、TOPIXは2721.12イント(70.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して20億8531万株
9月26日(木)後場の東京株式市場は、円の反落が進み13時頃に一時1ドル145円に入ったことなどを受けてトヨタ<7203>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が一段と強含み、東京エレク<8035>(東証プライム)など半導体関連株にも一段と上げる銘柄が目立った。対ドルでの円安は逆風とされるソニーG<6758>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)も一段と強含み、機関投資家が9月末の配当金を再投資する段取りのひとつとして株価指数先物を買い建てる方法があり、これが活発化して買いが波及したとの見方も。東証33業種別指数は全業種が値上がりした。日経平均は881円高で始まり、13時前に一時1000円高に達した後一進一退を続けたが、大引けにかけて配当再投資に関連する買いとされて尻上がりとなり1055円37銭高で高値引けとなった。
後場は、TOWA<6315>(東証プライム)が一段と上げて高値引けとなり半導体株人気に乗ったほか9月末を基準日として株式3分割を行うことも買い材料に。日東紡<3110>(東証プライム)は一段ジリ高となりサーバー、データセンター関連株として米コンサルティング大手のデータセンター投資拡大予測が材料視の見方。Speee<4499>(東証スタンダード)は業務提携による主サービスの機能拡大などで一段高となり高値更新。イクヨ<7273>(東証スタンダード)はドイツ企業の中国子会社の子会社化が材料視されストップ高。グランディーズ<3261>(東証グロース)は株主優待の開始が連日好感され3日連続ストップ高。ドリコム<3793>(東証グロース)はスマホ向けリアルライフ宝探しゲームの先行体験開始など材料視され急伸。
26日は4銘柄が新規上場となった。
・グロースエクスパートナーズ<244A>(東証グロース)
・INGS(イングス)<245A>(東証グロース)
・アスア<246A>(東証グロース・名証ネクスト)
・キッズスター<248A>(東証グロース)
東証プライム市場の出来高概算は後場増加して20億8531万株(前引けは8億5742万株)、売買代金は5兆2378億円(同2兆2012億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1580(前引けは1457)銘柄、値下がり銘柄数は56(同158)銘柄。
東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、金属製品、電気機器、機械、ガラス土石、電力ガス、保険、その他金融、証券商品先物、情報通信、銀行、卸売り、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)