【株式市場】好業績株が強く日経平均は9月以来の1万8600円を回復

株式

◆日経平均の終値は1万8554円28銭(347円13銭高)、TOPIXは1526.81ポイント(27.53ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億2166万株

チャート4 21日後場の東京株式市場は、円相場がしばしば1ドル120円台に入る円安基調となり、ソニー<6758>(東1)などの北米景気に敏感な電機・精密株や、新日鐵住金<5401>(東1)などの中国景気に敏感な鉄鋼株が強いため、株価指数先物や日経平均に連動する上場投信などにも買いが入り、日経平均は一段と上値を追って大引け間際に398円26銭高(1万8605円41銭)まで上げて9月9日以来の1万8600円台回復となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 後場は、安川電機<6506>(東1)が第2四半期決算の上ぶれ着地などを好感して一段高となり、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東1)も好決算への期待などで一段高。中村超硬<6166>(東マ)はTPP(環太平洋経済連携協定)が追い風の見方などで上場来の高値に進み、比較.com<2477>(東マ)は引き続き米社の世界最大級の旅行サイトとの連携などが好感されて大幅続伸となり、スマートバリュー<9417>(JQS)は世田谷区の福祉・介護情報アプリ開始などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は21億2166万株(前引けは9億7743万株)、売買代金は2兆2258億円(同9384億円)。1部上場1901柄のうち、値上がり銘柄数は1650(同1277)銘柄、値下がり銘柄数は200(同504)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、電気機器、機械、パルプ・紙、ガラス・土石、保険、海運、金属製品、その他金融、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る