リコー、GPT-4と同等の高性能な日本語LLMを開発、モデルマージ技術で高性能化を実現

■プライベートLLM導入を加速、企業のAI活用を支援

 リコー<7752>(東証プライム)は9月30日、モデルマージ技術を用いて、GPT-4と同等の性能を持つ日本語大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表。このLLMは、「Llama-3-Swallow-70B」をベースに、リコー独自のノウハウでChat Vectorをマージすることで実現した。

 新たに開発されたLLMは、日本語ベンチマーク「ELYZA-tasks-100」においてGPT-4と同等レベルの高いスコアを示し、全てのタスクに対して日本語で回答する高い安定性を実証した。この技術は、企業独自のプライベートLLMや特定業務向けの高性能LLMの効率的な開発につながるものである。

 リコーは、国内トップクラスのLLM開発・学習技術を基盤に、企業向けプライベートLLMの提供やRAGの導入支援など、多様なAIソリューションを提案可能である。今後も、顧客の用途や環境に合わせて最適なLLMを低コスト・短納期で提供するため、効率的な手法・技術の研究開発を推進していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る