■国内とインドネシア事業が好調、第2四半期は営業収益が最高を更新
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は10月1日、次第に反発幅を広げる相場となり、午前10時過ぎに427円(11円高)まで上げて出直りを強めている。昨30日は日経平均の1900円安など全体相場の大幅安に押されて12円安となったが、第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)は営業収益が「中間期としては過去最大」(決算短信より)となるなど好調。引き続き下値の固い相場が続いている。
毎月上旬に発表する月次動向は、9月上旬に開示した8月度までで国内の保証残高が16か月続けて最高を更新し、東南アジア金融事業のうちJトラスト銀行インドネシアの貸出金残高は8か月続けて最高を更新し、初めて28兆ルピアに乗った。また、8月下旬には、アジア子会社のシンガポールでの訴訟案件で相手方による控訴が撤回されたと発表した。この訴訟では、アジア子会社が約182億円の判決債権を保有するとしており、相手方の控訴撤回を受けて推移が注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)