【株式市場】日経平均は732円高と大幅反発、後場は「防衛」「防災」「地方創生」関連株が活況

◆日経平均は3万8651円97銭(732円42銭高)、TOPIXは2690.78ポイント(44.84ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億9258万株

 10月1日(火)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)など前場に軒並み高値更新の重工株が高値もみ合いに転じた一方、午後に石破氏が首相に指名されるとあって防衛力強化の期待でカーリットHD<4275>(東証プライム)や豊和工<6203>(東証プライム)が寄り後に一段と上げ、日製鋼<5631>(東証プライム)や新明和<7224>(東証プライム)は14時半頃まで一段高など武器火薬メーカーなどが活況高となった。半導体・電子部品株もアドバンテ<6857>(東証プライム)や太陽誘電<6976>(東証プライム)などが一段と上げ、住友商事<8053>(東証プライム)など大手商社も一部を除き一段高。日経平均は585円高で始まり、13時頃からは上げ幅700円前後のまま大引けまで小動きを続けたが大幅に反発した。

 後場は、K&Oエナジー<1663>(東証プライム)などが一段と上げ、原発災害対策株とされ石破氏の「防災省」構想を材料視。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)は地方活性化への期待で前場から大引けまでストップ高。イシン<143A>(東証グロース)やイタミアート<168A>(東証グロース)も「地方創生・活性化」関連とされてストップ高。広島県に貢献するアスカネット<2438>(東証グロース)もしっかり。

 1日に新規上場となったシマダヤ<250A>(東証スタンダード)は公開価格1880円を6%下回る1760円で初値をつけ、その後1840円まで上げたが後場は売買交錯となり大引けは1667円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億9258万株(前引けは9億8453万株)、売買代金は4兆1843億円(同2兆1007億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1272(前引けは1126)銘柄、値下がり銘柄数は331(同463)銘柄。

 東証33業種別指数は陸運、空運を除く31業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、機械、証券商品先物、卸売り、電気機器、ゴム製品、その他金融、保険、輸送用機器、金属製品、鉱業、非鉄金属、銀行、不動産、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る