坪田ラボ、ロート製薬と点眼薬に関する独占評価契約を締結、契約金1億円を受領

■重度の眼疾患に苦しむ患者への新たな治療選択肢に期待

 坪田ラボ<4890>(東証グロース)は10月1日、ロート製薬<4527>(東証プライム)との間で、革新的な点眼薬に関する独占評価契約を締結したことを発表。この契約により、ロート製薬は坪田ラボが開発中の点眼薬に関する知的財産権および研究開発成果の独占実施許諾を受けるか否かを評価する権利を獲得する。契約の対価として、坪田ラボは1億円の契約金を受領する。

 同契約の目的は、重度の眼表面疾患やドライアイの予防・治療に効果を発揮する可能性のある新たな点眼薬の製品化を視野に入れた実施許諾契約をロート製薬が独占的に交渉できる権利を付与すること。これにより、ロート製薬は契約期間中、この点眼薬の知的財産権に関する評価および実施許諾契約に関する交渉を独占的に行うことが可能となる。

 今後、ロート製薬は点眼薬の製品化に向けた実施許諾契約の交渉に進むかどうかを決定する。同契約が順調に進展すれば、当該点眼薬は国内市場における新たな治療法として登場し、重度の眼疾患に苦しむ患者に大きな福音をもたらすことが期待されている。なお、この契約一時金は坪田ラボの期初計画に織り込まれており、2025年3月期の業績予想への影響は軽微であるとされている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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