ネクセラファーマ、塩野義製薬と不眠症新薬「クービビック錠」の販売提携を発表

■デュアルオレキシン受容体拮抗薬市場でベストインクラスを目指す

 ネクセラファーマ<4565>(東証プライム)は10月1日、不眠症治療薬「クービビック錠」の日本市場における流通と販売に関して、塩野義製薬<4507>(東証プライム)と新たな提携契約を締結した。クービビック錠は、デュアルオレキシン受容体拮抗薬(DORA)として、2024年9月に厚生労働省から製造販売承認を取得した新薬である。

 同契約により、ネクセラファーマグループが製剤を供給し、塩野義製薬が日本での流通・販売を独占的に行う。ネクセラファーマは契約一時金とロイヤリティを受け取る。また、持田製薬<4534>(東証プライム)との販売提携を解消し、持田製薬工場が製造を担当する。

 ネクセラファーマはクービビック錠を日本の主要製品に育てる方針で、不眠症という国民的健康課題に対するベストインクラスの治療薬を目指している。塩野義製薬の販売力を活用し、医療従事者や患者に迅速にアプローチする狙いがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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