象印マホービンが高値を更新、炊飯ジャーの最上位機種など好調で「総還元性向100%以上」も好感

■ステンレススープジャーや空気清浄機、食器乾燥器も好調

 象印マホービン<7965>(東証プライム)は10月2日、急反発で始まり、取引開始後は9%高の1780円(153円高)まで上げて3週間ぶりに年初来の高値を更新している。1日の夕方に発表した第3四半期決算(2023年11月21日~24年8月20日・累計、連結)が好調で、「自己株式取得を含め、2023年-2025年の3カ年累計の総還元性向を100%以上とする方針」(決算説明資料)としたことなどが好感されている。

 第3四半期累計の連結決算は、調理家電部門の炊飯ジャーが「最上位機種である圧力IH炊飯ジャー『炎舞炊き』が好調に推移」し、リビング部門のステンレスボトルやステンレススープジャーも好調、生活家電の空気清浄機や加湿器、食器乾燥器も好調に推移し、売上高は前年同期比6.1%増加し、営業利益は同6.5%増加した。営業利益には為替の影響が9億円超あったが44億78百万円だった。通期・24年11月期の連結業績予想は全体に据え置き、従来予想を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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