エーザイ、サウジアラビアで医薬品販売子会社を設立、中東最大の医薬品市場に本格参入
- 2024/10/2 10:44
- IR企業情報
■2024年10月から主力製品の自社販売を開始
エーザイ<4523>(東証プライム)は10月2日、サウジアラビアのリヤドに設立した医薬品販売子会社「Eisai Pharmaceuticals Single Person Limited Liability Company」(エーザイ・サウジアラビア)が2024年10月から本格稼働し、事業活動を開始したことを発表した。同社は、エーザイの欧州統括会社の100%子会社となる。
エーザイは1960年代から中東で事業を展開しており、サウジアラビアでは2009年以降、現地パートナー企業を通じて複数の医薬品を販売してきた。今回の自社販売体制の確立により、2024年10月から「メチコバール」と「フィコンパ」の自社販売を開始し、2025年4月からは「レンビマ」と「ハラヴェン」も自社販売を予定している。
サウジアラビアの医薬品市場は中東最大で、2023年の市場規模は約113.42億米ドル、2019-2023年の平均成長率は7%となっている。エーザイは自社販売体制により、革新的な新薬をより多くの患者に迅速に提供し、患者とその家族のベネフィット向上に貢献することを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)