能美防災、東北の有力電気通信工事会社システムズを完全子会社化、M&Aで成長戦略加速
- 2024/10/2 13:31
- IR企業情報
■東北エリアにおける弱電・防災分野の強化
能美防災<6744>(東証プライム)は、2024年10月1日付で宮城県仙台市に本社を置く電気通信工事会社のシステムズの全株式を取得し、完全子会社化したと発表。この買収は、能美防災グループが2022年度から推進している中期経営計画「能美防災グループ中長期ビジョン2028」の一環として行われたもの。同計画では「積極的なM&A」を重要施策の一つとして掲げており、今回の買収はその具体的な実践例となる。
システムズは、東北地方で50年の歴史を持つ有力な電気通信工事会社である。同社は地域内で唯一無二のマーケットポジションと高いブランド力を有しており、2024年7月期の売上高は26億9600万円を記録している。能美防災グループは、この買収により東北エリアにおける弱電および防災分野での連携と施工体制を強化し、さらなる業績拡大を目指す方針。
能美防災グループは、火災報知設備や消火設備などの防災設備を通じて社会の安全と安心を提供する総合防災グループである。今回の買収により、システムズの持つ卓越した専門技術と地域に根ざした信頼性を最大限に活用し、より高品質なサービスの提供を実現することを目指していく。この戦略的な買収は、能美防災グループの東北地方における事業基盤を強化し、さらなる成長への足がかりとなることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)