【株式市場】前場の日経平均は846円高、首相発言などで大幅円安となり幅広く買われる

◆日経平均は3万8655円03銭(846円27銭高)、TOPIXは2690.18ポイント(38.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億3375万株

 10月3日(木)前場の東京株式市場は、首相が2日午後の日銀総裁との会談後に「今は利上げの時期と思わない」と述べたと伝えられ、国内金利の低下と円安が再燃、自動車株や半導体関連株から食品、不動産、百貨店株などまで幅広く買われる相場となった。レーザーテック<6920>(東証プライム)は一時5%高、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は中国の大型連休もあり一時6%高。日本郵船<9101>(東証プライム)は中東の緊張などもあり上場来の高値を更新。出光興産<5019>(東証プライム)や住友鉱<5713>(東証プライム)も上げ、第一生命HD<8750>(東証プライム)などの保険株は防災強化関連とされ高い。日経平均は650円高で始まり、直後に1047円99銭高(3万8856円75銭)まで上げ、その後も上げ幅900円台から800円台で推移した。

 霞ヶ関キャピタル<3498>(東証プライム)が急伸し8月決算と今期予想を好感。西武HD<9024>(東証プライム)は業績予想の大幅増額修正が好感され出直り急。大和重工<5610>(東証スタンダード)は炊飯羽釜などが訪日観光増加とともに好調とされ再び急動意。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)は4日連続ストップ高など「地方創生・活性化」関連株への買い旺盛で、ホープ<6195>(東証グロース)や雨風太陽<5616>(東証グロース)も活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億3375万株、売買代金は2兆3257億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1459銘柄、値下がり銘柄数は150銘柄。

 東証33業種別指数は空運、銀行を除く31業種が値上がりし、保険、海運、医薬品、不動産、輸送用機器、陸運、証券商品先物、電気機器、サービス、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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