■石破新首相の「利上げ環境にない」との発言も買い材料に
マルマエ<6264>(東証プライム)は10月3日、再び出直る相場となり、後場寄り後に3%高の1560円(59円高)まで上げた後も1550円前後で堅調に売買されている。半導体製造装置やFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置に使われる真空パーツのリーディングカンパニーで、8月決算の見通しを9月中旬に増額修正し、業績は好調。3日は、業績への期待に加え、NY株式市場での半導体株高や、石破新首相が2日夕方に発した「今は利上げする環境にない」といった発言も好感されている。
8月決算は10月11日に発表する予定。この見通しを9月12日に増額修正して発表し、売上高は3月に開示した予想を1.5%上回る見込みに、営業利益は同2.01倍の見込みに見直した。半導体分野で顧客内の在庫整理進展により消耗品の受注が拡大した上、FPD分野でも「G8 OLED」(第8世代の有機EL)向けの受注拡大があり、上振れることとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)