ウェザーニューズが値上がり率1位、第1四半期の売上高が最高更新、株式分割も好感

■経常利益は円高の影響で減益だったが通期では増益の予想を継続

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は10月7日、急反発の一段高で始まり、取引開始後に12%高の6180円(640円高)まで上げ、約5週間ぶりに年初来の高値を更新している。昨年11月以来の6000円台。4日の15時30分に第1四半期連結決算(2024年6~8月)と11月末を基準日とする株式2分割を発表。第1四半期の売上高が「Q1として過去最高売上」(決算説明資料)となったことなどと合わせて好感され、東証プライム銘柄の値上がり率1位になっている。

 株式分割は、2024年11月30日(土)を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主の所有する普通株式1株につき、2株の割合をもって分割するとした。第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比4.7%増の58億43百万円だった。営業利益は同9.6%増の4億55百万円。経常利益は円高に伴う為替差損の影響で減益となり、純利益は前年同期に定年退職制度を導入したことに伴う税効果認識で大幅増益となった反動もあり減益だった。5月通期の連結業績予想は全体に据え置き、各利益とも増益の見通しを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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