■特段、地域性はないが石破新内閣の「地方創生」は追い風の見方
楽天銀行<5838>(東証プライム)は10月7日、再び出直りを強める相場となり、午前10時過ぎには6%高の3335円(185円高)まで上げ、約1か月ぶりの3300円台に進んでいる。7日の株式市場では銀行株が再び一斉高となっており、ほくほくFG<8377>(東証プライム)や紀陽銀行<8370>(東証プライム)、東京きらぼしFG<7173>(東証プライム)が6%高など、とりわけ地銀株の上げが目立つ。楽天銀行は特段、地域に強い訳ではないが、楽天グループ<4755>(東証プライム)とみずほFG<8411>(東証プライム)によるカード事業での戦略提携という注目材料があり、全国展開に期待はある。石破新内閣の重点政策の「地方創生」などに乗る銘柄として期待は強いようだ。
楽天グループは9月30日、「楽天カード及びみずほフィナンシャルグループによる戦略的な資本業務提携の検討について」発表し、「楽天カードの事業領域の拡大及び持続的な成長に加え、楽天カードを中核とした楽天フィンテックエコシステム全体の更なる拡大、発展を目指す」とした。楽天銀行にも少なからず追い風になると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)