■スペシャルガラス・ヤーン、クロスなどデータセンター向けの需要旺盛
日東紡績<3110>(東証プライム)は10月8日、次第高となって午前10時40分過ぎに6490円(330円高)まで上げ、約2週間ぶりに戻り高値を更新している。高機能ガラス繊維素材がデータセンターやサーバー設備向けに拡大しており、「電子契約大手の米ドキュサインは日本に自前のデータセンターを設ける」(日経電子版10月7日)と伝えられたことなどを受け、再び注目の強まる相場となっている。
業績は快調で、8月初に第2四半期、3月通期の連結業績予想の増額修正を発表。電子材料部門で「スペシャルガラス・ヤーン、クロスは、データセンター向けの旺盛な需要が続き販売好調」(決算説明資料)などにより、第2四半期(2024年4~9月・累計)の営業利益は5月に開示した従来予想を20.7%引き上げ、3月通期の予想営業利益は同20.0%引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)