コスモ・バイオ、日本全薬工業とゲノム編集ニワトリ飼育契約を締結

■鶏卵バイオリアクターを用いたタンパク質受託製造事業の拡大へ

 コスモ・バイオ<3386>(東証スタンダード)は10月8日、日本全薬工業とゲノム編集ニワトリの飼育・継代等に関する契約を締結したと発表。このニワトリは、日本全薬工業が必要とする有用タンパク質を大量に含む鶏卵を産卵する。コスモ・バイオは自社施設でニワトリを管理し、日本全薬工業は継続的に有用タンパク質を含む鶏卵を入手できるようになる。

 コスモ・バイオは2019年7月より、鶏卵バイオリアクターを用いたタンパク質受託製造事業を展開している。同社は同事業の拡大を通じて、鶏卵バイオリアクターによるタンパク質製造技術の優位性を示し、定常的に利用される技術としての地位確立を目指している。

 今回の契約締結が当年度のコスモ・バイオグループ全体の業績に及ぼす影響は軽微であるが、同社は本受託事業を中長期的な収益基盤の強化と拡大に繋がるものと位置付けている。今後も国内外への事業拡大を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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