ホンダが次世代EV技術を公開!2026年から「Honda 0シリーズ」投入へ
- 2024/10/9 12:44
- プレスリリース
■新EV「Honda 0」誕生へ―未来の自動運転と軽量技術の融合
ホンダ<7267>(東証プライム)は10月9日「Honda 0 Tech Meeting 2024」を開催し、2026年からグローバル市場に投入予定の新EVシリーズ「Honda 0」に搭載する次世代技術を公開した。「Thin, Light, and Wise.(薄く、軽く、賢く)」という新たな開発アプローチのもと、5つのコアバリューを提供する全く新しいEVシリーズの詳細が明らかになった。
■革新的プラットフォームと高効率パワートレインで電費性能向上
Honda 0シリーズは、新開発のEV専用プラットフォームを採用する。2.0GPa級ホットスタンプ材を使用し、薄型バッテリーパックと新開発の小型e-Axleを組み合わせることで、低全高なスタイリングと優れた居住性、軽快な走りを両立させる。さらに、アクティブエアロダイナミクスシステムやボディー剛性マネジメントの革新により、高い操縦安定性と軽量化を実現する。
生産技術面では、メガキャストマシンの採用やCDC接合技術の世界初導入により、部品点数の大幅削減と軽量化を図る。バッテリーパック組み立てラインには新開発のフレックスセル生産システムを採用し、生産効率と柔軟性を両立させる。これらの技術革新により、電費性能の向上と生産コストの削減を目指す。
自動運転技術においては、レベル3を実用化した「Honda SENSING Elite」の技術を活用。LiDARや高精細カメラ、高性能ECUの採用に加え、独自のAI技術により、精度の高い運転支援を実現する。一方で、Honda独自のダイナミクス統合制御により、自動運転と「操る喜び」の両立を図る。ステア・バイ・ワイヤやロボティクス技術を駆使し、人車一体の走りを追求する。
エネルギーマネジメントでは、バッテリーマネジメント技術と新開発のサーマルマネジメント技術を組み合わせ、EPAモードで300マイルクラスの航続距離を目指す。また、デジタルUXの進化により、パーソナライズされた車内体験やXR技術を活用した新たな移動体験の提供を目指す。Hondaは、これらの次世代技術を搭載したHonda 0シリーズの新モデルを2025年1月のCES 2025で公開する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)