セイコーエプソンは海外比率7割超えNY株高など好感し戻り高値

株式市場 銘柄

 セイコーエプソン<6724>(東1・売買単位100株)は取引開始後に2107円(94円高)まで上げ、9月以降の出直り相場で高値を更新。8月20日以来の2100円台回復となった。21日にインクジェットプリンターの中枢部品であるヘッドの生産能力を3倍規模に拡大すると発表したことに加え、売上高の75%うを海外が占めるため、ECB(欧州中央銀行)の利下げ観測やNY株の急伸320ドル高も期待要因になった。第2四半期の決算発表は10月29日の予定で、前期に年金関連の繰り戻し益があった反動で減益の見込み。株価には既成事実として織り込まれている。PER10倍台前半のため割安感がある。

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