【株式市場】日経平均は102円高、後場は上値重いが円安など好感され2日続伸

◆日経平均は3万9380円89銭(102円93銭高)、TOPIXは2712.67ポイント(5.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億675万株

 10月10日(木)後場の東京株式市場は、前引けにかけて鈍化した円安が再び進み始めたが、フシ目とされる1ドル150円に迫ったためか、前場は好反応を示して上げたトヨタ<7203>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)が一進一退を続け、三菱商事<8058>(東証プライム)なども強もみあいに終始。半導体関連株の中には東京エレク<8035>(東証プライム)など下げ幅を広げる銘柄もあった。個別物色の動きが強まり、JR各社や海運株は総じて重い中でJR東日本<9020>(東証プライム)と商船三井<9104>(東証プライム)は一段ジリ高。みずほFG<8411>(東証プライム)は終始堅調。日経平均は寄り後に4円高(3万9282円19銭)まで値を消したが、その後は強もみあいを続け、大引けは2日続伸となった。

 後場は、リコー<7752>(東証プライム)が一段と上げ投資ファンドのエフィッシモによる保有割合拡大を材料視、ニコン<7731>(東証プライム)も一段と上げ、「レイバン」の仏メガネ大手エシロールが5%超を保有と伝えられ思惑買い。REVOLUTION<8894>(東証スタンダード)は10月決算好調の様子と再び上値を指向。TBグループ<6775>(東証スタンダード)は10月決算への期待高揚とされ後場一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億675万株(前引けは7億7188万株)、売買代金は3兆5289億円(同1兆7903億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は646(前引けは517)銘柄、値下がり銘柄数は939(同1069)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、保険、銀行、医薬品、輸送用機器、情報通信、証券商品先物、卸売り、水産農林、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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