セブン&アイHDは続落模様、セブン銀行は続伸基調、中間持株会社の設立、社名変更などに投資家は消化難の様子

■ヨーカ堂やスーパー事業などを「ヨーク・ホールディングス」にまとめる

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は10月11日、2日続落模様となり、取引開始後は2278.0円(47.0円安)を上値に売買交錯となっている。カナダ企業から買収提案を受けて動向が注目される中、10日午後にイトーヨーカ堂やスーパー事業、外食事業などを束ねる中間持株会社「ヨーク・ホールディングス」を11日付で設立することや、本体の社名を2025年中に「セブン―イレブン・コーポレーション(仮)」に変更する方針などを発表したが、投資家の受け止め方は消化難の様子となっている。

 一方、セブン銀行<8410>(東証プライム)は続伸基調となり、取引開始後に309.0円(3.5円高)まで上げて2日前につけた年初来の高値314.0円に迫っている。大株主には約38%を保有するセブン&アイHDのほか、約4%を保有するイトーヨーカ堂、ヨークベニマルなどが名を連ねており、グループの大再編によって新たな株主に株式が渡る可能性などが言われているもようで、思惑含みになっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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