トレジャー・ファクトリーの第2四半期決算は営業利益20.5%増加、在庫効率が改善し営業CF過去最高に

決算 決算速報 決算情報

■拠点3か所の拡張移転などで3カ月ごとの利益は変動したが通期でも20%増見込む

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)が10月10日午後に発表した第2四半期決算(2024年3~8月・累計、連結)は、売上高が前年同期比23.7%増加して196億14百万円となり、営業利益は同20.5%増の17億45百万円となるなど、売上高、各利益とも大幅に増加した。

 「在庫効率の改善により営業CF(キャッシュフロー)が大幅に増加し、利益額以上に利益の質が良化」(決算説明資料)し、営業CFの額は12億56百万円(前年同期比14億14百万円)と過去最高になった。

 営業利益は3~5月が13億49百万円、6~8月が3億95億円とダウンしたが、これは、新店用在庫の確保を目的としてセンター(拠点)3か所を拡張移転したことや、人材確保を目的としたベースアップに伴うコスト増加、ドレスレンタル事業での広告投資拡大、などが要因だった。連結ベースでは「下半期も同様の成長率を見込む」(同)。

■下期は規模の大きい店舗の出店が増える

 一部には、出店ペースが遅いとの見方もあるが、新規出店については、「下期は規模の大きい店舗の出店が増える」(Web決算説明会)など、実質重視の展開になる見込みだ。

 今期・2025年2月期の連結業績予想は全体に前回予想を継続し、売上高は418億62百万円(前期比21.5%増)、営業利益は40億41百万円(同20.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は27億23百万円(同21.5%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■神戸大学との共同開発で年間2.2万トンのCO2削減を目指す  セブン&アイ・ホールディングス<3…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■1500を超えるエピソードが語る  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)グループ…
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1.  政局の不安定化や予想外のノーベル賞受賞など、「ざんねん」な展開が続いた前週から一転、今週は企業業績…
  2. ■東証取引時間延長も視野に、証券各社の業績に注目集まる  前週は石破内閣の解散や選挙関連銘柄の低迷…
  3. ■証券株決算速報値が占う、今週の企業業績発表の行方  前週は、やや「ざんねん」な1週間であった。ま…
  4. ■地政学リスクに備え、関連セクターへの投資検討が急務に  中東情勢の緊迫化に伴う株式市場の反応を分…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る