■インバウンド売上の伸長などに加え利益率改善、特別損失は大幅減
ビックカメラ<3048>(東証プライム)は10月15日、急反発で始まり、取引開始後は13%高の1722円(192円高)まで上げる場面を見せて急激に出直っている。前取引日の11日に発表した8月決算(2024年8月期・連結)が営業利益71%増加など、7月に開示した従来予想を上回り、とりわけ単体の営業利益は従来予想の7.5倍になるなどで注目が集まっている。
24年8月期は、売上高が「主にインバウンド売上の伸長」(発表リリース)により前期を上回り、利益面では、この増収に加え、売上総利益率が改善したことや特別損失の大幅な減少により、各利益とも前期実績を上回った。連結ベースでコジマ及び携帯キャリアショップ事業の好調推移も寄与した。今期・25年8月期の連結業績予想は、売上高を前期比3.2%増、営業利益を同8.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.3%増とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)