■AI需要を受け半導体・FPD製造装置の中枢部品など好調
マルマエ<6264>(東証プライム)は10月15日、急反発となり、取引開始後に17%高の1735円(247円高)まで上げて今年8月1日以来の1700円台に進んでいる。半導体・FPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の中枢部品である真空パーツや各種高精度パーツを開発製造し、前取引日の11日に発表した8月決算(2024年8月期)は減収減益だったが、今期・25年8月期の予想を大幅増益の予想とし、好感買いが先行した。
24年8月期の連結営業利益は前期比81.8%減の1億56百万円だったが、今期・25年8月期は16億円(922.2%増)の予想とした。半導体製造装置向けでは、「AI需要の活況に関連しロジックファウンダリやDRAM向けが継続しながら、NAMD向けの投資も再開していく見通し」(決算短信より)とした。FPD分野は、「IT機器向けG8 OLED(第8世代の有機EL)の設備投資拡大などを受け、「生産平準化のため前倒しして生産開始。1年以上は高水準見通し」(決算説明資料より)と好調の様子。その他分野では「新型太陽電池装置の試作品受注」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)