アイビー化粧品、抗酸化作用を持つ「Nrf2活性化剤」の特許を取得

■Nrf2活性化による新たな健康・美容の可能性を開く

 アイビー化粧品<4918>(東証スタンダード)は10月15日、「Nrf2活性化剤」の発明について特許査定を受領したと発表。この発明は、天然由来の化合物コノフィリンまたはその薬学的に許容される塩にNrf2活性化作用があることを明らかにしたものである。Nrf2は体内の酸化ストレスに対する防御機構の一つとして知られており、その活性化は様々な疾患の予防や治療に関心が寄せられている。

■天然由来の成分で細胞を保護、様々な疾患の予防に期待

 同発明のNrf2活性化剤は、肌ダメージの原因となる酸化ストレス軽減、加齢性疾患の発症遅延、健康寿命の延長など、多岐にわたる研究対象となる可能性がある。化粧品市場や健康食品市場はもちろん、先進的な医療分野においても幅広い産業上の利用可能性が期待される。アイビー化粧品は自社製品への応用とともに、医薬品製造会社等へのライセンス契約を通じて、当該発明の社会利用を推進していく方針である。

 特許の有効期間は約19年間(医薬品については5年間の延長制度あり)であり、ライセンス料は将来にわたって同社の収益に貢献する可能性がある。ただし、医薬品分野へのライセンス利用を展開する場合、行政機関の許可が必要となるため、特許ライセンス収益を得るまでには長期の期間を要する。現時点では当期の業績への影響はないが、今後、業績に影響を及ぼす事象が判明した場合には速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■神戸大学との共同開発で年間2.2万トンのCO2削減を目指す  セブン&アイ・ホールディングス<3…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■1500を超えるエピソードが語る  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)グループ…
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1.  政局の不安定化や予想外のノーベル賞受賞など、「ざんねん」な展開が続いた前週から一転、今週は企業業績…
  2. ■東証取引時間延長も視野に、証券各社の業績に注目集まる  前週は石破内閣の解散や選挙関連銘柄の低迷…
  3. ■証券株決算速報値が占う、今週の企業業績発表の行方  前週は、やや「ざんねん」な1週間であった。ま…
  4. ■地政学リスクに備え、関連セクターへの投資検討が急務に  中東情勢の緊迫化に伴う株式市場の反応を分…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る