【株式市場】前場の日経平均は817円安、半導体関連株の下げ目立つが三菱重や三井不などは高い

◆日経平均は3万9093円46銭(817円09銭安)、TOPIXは2693.40ポイント(30.17ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億662万株、

 10月16日(水)前場の東京株式市場は、米政府がAI向け半導体の輸出規制強化を検討と伝えられた上、半導体製造装置の世界的大手ASMLが業績見通しを下方修正したことなどで半導体関連株が軒並み反落し、為替の円高などを受けて自動車、百貨店株なども反落模様となった。一方、三菱重<7011>(東証プライム)は堅調で米政府の「制裁」政策にも乗るとの見方。第一生命HD<8750>(東証プライム)やみずほFG<8411>(東証プライム)なども堅調で日銀幹部の段階的利上げに関する発言を材料視の見方。日経平均は547円安で始まり、ほどなく847円70銭安(3万9062円85銭)まで下押したが、以後は下げ止まりながら一進一退となった。

 三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株が堅調で、大阪・中之島でのタワマン建設ラッシュなど材料視。大林組<1802>(東証プライム)は証券会社による投資判断が言われ出直り急激。パルグループHD<2726>(東証プライム)、IDOM<7599>(東証プライム)は業績予想の増額などで急伸。アイビー化粧品<4918>(東証スタンダード)は特許が材料視されストップ高。JESCOホールディングス<1434>(東証スタンダード)は大幅増益決算と今期予想など好感され急伸ストップ高。同じくトリプルアイズ<5026>(東証グロース)は急反発。ALiNKインターネット<7077>(東証グロース)は増額修正などで急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は8億662万株、売買代金は1兆9356億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は557銘柄、値下がり銘柄数は1031銘柄。

 東証33業種別指数は6業種の値上がりにとどまり、不動産、保険、建設、電力ガス、銀行、空運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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