ダイセキ環境ソリューション、東海北陸道4車線化工事で11億円の土壌処理業務を受注

■重金属含有土など5.8万トンを処理、5年間の長期プロジェクト

 ダイセキ環境ソリューション<1712>(東証プライム)は10月17日、中日本高速道路株式会社から東海北陸自動車道の4車線化に伴う建設発生土処理業務を受注したと発表。契約予定数量は重金属含有土5.3万トン、酸性土0.5万トンの計5.8万トンで、受注金額は約11億円に上る。工期は2024年10月から2029年9月までの5年間を予定している。

 この大型案件の受注により、同社は高速道路の拡幅工事に伴う環境負荷の軽減に貢献することになる。ダイセキ環境ソリューションは、「環境リバリューストラクチャー」創造企業として、社会的に不要になり環境負荷を与えるものに対し、工夫を凝らして再び価値を付ける仕組みを創造し、様々な環境問題の解決を図ることを通じて持続可能な社会の実現を目指していく。

 同社は、同件による業績への影響は当面の間軽微と見ており、今後公表すべき事項が生じた場合は速やかに開示するとしている。この受注は、同社の環境ソリューション事業の拡大と技術力の証明となるものであり、今後の類似案件獲得にも好影響を与える可能性がある。東海北陸自動車道の4車線化工事における環境配慮型の土壌処理の実施は、インフラ整備と環境保全の両立を示す好例となることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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