【引け後のリリース】フジコーとファーストエスコが「マザーズ10年」で昇格上場

引け後のリリース

■ともに長期調整中だがダブルボトムなど形成し下げ止まる

 フジコー(銘柄名FUJIKOH)<2405>(東マ・売買単位100株)ファーストエスコ<9514>(東マ・売買単位100株)は23日の取引終了後、 各々上場後10年を経過したマザーズ上場会社による上場市場の選択(有価証券上場規程第316条)に基づき、東京証券取引所市場第二部(東証2部)への市場変更を選択したと発表した。

 東証も同日の夕方、「2015年10月に市場選択時期を迎えたマザーズ上場会社の市場選択結果」を発表し、10月はFUJIKOHとファーストエスコの2銘柄が市場変更を選択し、マザーズ上場継続を選択した上場会社はなかったと発表した。

 FUJIKOHの株価は2014年1月の1309円が2006年以来の高値になっており、この高値以降は15年2月の485円、8月の487円を下値として約200円幅でモミ合う相場が続いている。23日の終値は615円(15円高)。とりわけ、全体相場が中国株の波乱を受けて急落した8月もほぼモミ合いの下値前後で下げ止まったため買い安心感があり、ここからは業績拡大基調を映す展開が見込めそうだ。

 ファーストエスコの株価も2014年6月の1475円を2006年来の高値として直近まで調整記帳が続いており、23日の終値は616円(前日比変わらず)。ただ、このところは15年8月の558円、9月末と10月初の560円を下値に反騰し、いわゆるダブルボトム(2点底)を形成。下値を確認した形になっている。

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