DNAチップ研究所が急反発、関節リウマチ治療薬の効果予測に新手法を開発し特許を取得

■慶應大・埼玉医大との共同研究成果、80万人の患者に朗報

 DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は10月18日、65円高(8.97%高)の790円(9時22分)まで上げて急反発している。同社は10月17日、慶應義塾大学および埼玉医科大学との共同研究により、関節リウマチ治療薬の効果予測および疾患活動性評価に関する新たな手法を開発し、特許を取得したと発表。この技術は、血液中のMS4A4A遺伝子の発現量変化を測定することで、治療薬の効果予測と疾患活動性の客観的評価を可能にする。約80万人の患者がいると推定される関節リウマチは、治療効果に個人差があり、早期の適切な治療が重要とされている。

 研究チームは、治療薬投与後4週間以内にMS4A4A遺伝子の発現量が変化することを発見し、これを用いてその後の治療効果を予測する方法を開発した。この技術は、関節リウマチの個別化精密医療の推進に寄与すると期待されている。また、MS4A4A遺伝子の発現量測定は、疾患活動性の客観的評価や健常者と患者の分類にも活用できる可能性が見出されており、DNAチップ研究所は本研究成果の社会実装に向けて研究を進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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