神鋼商事は下値圏から反発、神戸製鋼の価格改定など材料視され見直し強まる

■PER7倍を切ったところで2度下げ止まり割安圏内の相場に

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は10月18日、6560円(200円高)まで上げた後も堅調に売買され、下値圏から反発する相場になっている。神戸製鋼所<5406>(東証プライム)が10月15日付で銅板条製品の価格改定と直接還元鉄プロセス『MIDREX Flex』のドイツ企業からの受注を発表しており、神鋼商事にとっても追い風になるとの期待が広がっているようだ。

 株価は、8月初に日経平均が過去最大の下げ幅を記録して全体相場が大きく下押した局面での下値6570円(8月5日)を割り込んでいるが、これ以降は6360円(10月11日、17日)を安値に下げ止まる様子となっている。第1四半期決算で示した今期予想1株利益は920円で、この2度の安値はPER6.9倍になるため、7倍以下の株価は割安とされて注目が再燃してきたとの見方も出ている。第2四半期決算野発表は11月7日を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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