【株式市場】日経平均は27円安、防衛関連株の下げ目立ち大引け間際に軟化し小反落

◆日経平均は3万8954円60銭(27円15銭安)、TOPIXは2679.91ポイント(9.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億134万株

 10月21日(月)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)が一段軟調に始まり、石破首相の重点政策の一つである「防衛」関連株の下げが目立つとされ、衆議院選での与党苦戦の見方があった一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)は一段ジリ高など、明暗の分かれる相場になった。日経平均は前引け比95円安の34円高で始まり、中盤は70円高、100円高と堅調だったが、為替の円高を受けて大引け間際に値を消し、前日比で反落となった。

 後場は、核融合関連株のジェイテックコーポ<3446>(東証プライム)が一段と上げ、高市氏や日本維新の会の政策に乗るとの見方。一方、マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)も一段と上げ不用品リユースで米沢市との提携により提携自治体数が186に達し、石破首相の地方活性化政策に乗るとの見方。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は一段と出直り幅を広げ、9月下旬から10月初のM&Aを材料視した上げ相場の調整進み買い再燃の見方。Kaizen Platform<4170>(東証グロース)は延岡市の防災強化実証事業への参画など材料視され出直り急激。

 東証プライム市場の出来高概算は15億134万株(前引けは7億8705万株)、売買代金は3兆4127億円(同1兆7628億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は698(前引けは894)銘柄、値下がり銘柄数は888(同671)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした指数は8業種(前引けは21業種が値上がり)にとどまり、海運、ゴム製品、精密機器、サービス、ガラス土石、石油石炭、陸運、電気機器、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■神戸大学との共同開発で年間2.2万トンのCO2削減を目指す  セブン&アイ・ホールディングス<3…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■1500を超えるエピソードが語る  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)グループ…
2024年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■政治リスク下の資産防衛、産金株とバリュー株が浮上  米国大統領選挙が迫る中、トランプ前大統領の支…
  2. ■トランプ氏支持率上昇でNYダウ最高値、金価格も高騰  どうも「もしトラ」らしい。あと2週間後の1…
  3.  政局の不安定化や予想外のノーベル賞受賞など、「ざんねん」な展開が続いた前週から一転、今週は企業業績…
  4. ■東証取引時間延長も視野に、証券各社の業績に注目集まる  前週は石破内閣の解散や選挙関連銘柄の低迷…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る