JSPの断熱材「ミラフォーム」シリーズが国際規格の環境認証ラベルEPDを取得

■製品のライフサイクルでのCO2排出量等の環境影響を算定し開示

 JSP<7942>(東証プライム)の押出法ポリスチレンフォーム(XPS)断熱材「ミラフォームラムダ」「ミラフォームMKS」が、このほど、環境認証ラベルEPD(環境製品宣言)の1つである『EPD Hub』(EPD Hub社:アイルランドの検証機関)を取得した。

 EPDとは、Environmental Product Declarationの略で、製品のライフサイクルにおけるCO2排出量等の環境影響を定量的に算定し開示するもので、製品の環境負荷を定量的・客観的に評価することが可能になる。また、ISO14025に準拠する「タイブ3環境ラベル」であり、第三者機関によって検証・認証されたデータになる。

 EPDは、国際規格であるISO14025に準拠して世界各国の運営機関が管理・運営している。日本では、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO:さんぽ、旧・エコリーフ」)が管理・運営をしており、SuMPO EPDとして知られている。

 現在、全世界のCO2排出量の約1/3は建設部門が占めていると言われている。そのうち、「暮らすときのCO2排出量(オペレーショナルカーボン)」は、「ミラフォーム」などの断熱材を使用することで削減することが可能だ。

 一方、建物の「建設~廃棄時に発生するCO2排出量(エンボディドカーボン)」についての削減は未だ不十分であり、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが求められている。同社では、今回のEPD取得により、建設時のCO2排出量の見える化にも貢献していくとしている。

 また同社は、グループ会社全体においても、パリ協定目標の実現に貢献すべく、2050年度GHG排出量ネットゼロ(Scope1+2)目標を柱とする気候変動対応目標を定め、省エネ活動の推進や再生エネルギーの導入等により、カーボンニュートラルの達成に向けて取り組んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る