■相乗効果の低い不動産など売却で株価は65%上昇余地と
東京建物<8804>(東証プライム)は10月23日、急激に出直る相場となり、午前10時30分を過ぎて8%高の2507.5円(186.0円高)まで上げ、10月7日以来の2500円台を回復している。英投資ファンドのパリサー・キャピタルがガバナンス向上などを求めたとロイターニュースが伝えており、がぜん思惑含みになっている。
「英投資ファンドのパリサー・キャピタルは22日、東京建物株1.5%を保有していることを明らかにし、東京建物に対し相乗効果の低い保有株や不動産などの売却を通じたガバナンス向上を求めた。対策の実施により株価は少なくとも65%上昇する余地があるとの見方を示した」(ロイターニュース10月23日午前)と伝えられた。東京建物が保有するヒューリック<3003>(東証プライム)株などの売却を求めたという。暗に相乗効果が低いと名指しされたヒューリックは4日続落模様になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)