航空電子は朝安を切り返して大台回復、第2四半期の営業利益36%増、収益力強まる印象

■証券会社からは目標株価を引き上げる動きも

 日本航空電子工業<6807>(東証プライム)は10月24日、小安く始まった後切り返して6%高の2707円(154円高)まで上げ、約3週間ぶりに2700円台を回復している。23日の15時に発表した第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)の営業利益が前年同期比36%増加したことなどが好感されている。24日朝には、モルガンスタンレーMUFG証券が目標株価を100円引き上げて2800円に設定したと伝えられた。

 第2四半期累計の連結決算は、売上高が同0.1%増だったため、収益力の強まる印象になったとの見方が出ている。経常利益と中間純利益は為替差損を主要因に小幅減だったが、「重点市場として追加した航空・宇宙市場においては、防衛予算の増額を背景に需要拡大」(決算短信)とした。25年3月通期の連結業績予想は据え置き、営業利益は前期比17.9%増、経常利益も同8.4%増、当期純利益も同2.1%増を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る