エスプールが続伸、「行政BPOサービス」の伸びなどに注目強く衆院選後「減税」や「給付」の可能性に期待強まる

■同事業は定額減税などで四半期最高の売り上げを達成、拡大続く

 エスプール<2471>(東証プライム)は10月25日、2日続伸基調となり、4%高の349円(13円高)まで上げた後も堅調に売買され、約1週間前につけた戻り高値向けて再び上値を指向している。ビジネスソリューション事業の中の「広域行政BPOサービス」に注目を強める動きがあるもようで、同事業は第3四半期決算(2023年12月~24年8月・累計・連結)で定額減税に関連した業務の拡大などによって「四半期での過去最高売上を大きく更新」(決算説明資料より)した。さらに「国策系業務に関しては、総選挙後の動向注視」(同)とした。27日投開票の衆議院選では与野党ともに「給付」や「減税」などの施策を公約に掲げており、株式市場関係者からも受託拡大の可能性が注目されている。

 第3四半期累計決算は前期比では減収減益だったが、計画比では利益面を中心に概ね計画通りの着地だった。収益特性が「下期偏重」(会社四季報・秋号:東洋経済新報社)とされており、通期の業績を展望して注目を強める様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る