JPホールディングスが後場一段高、与野党を問わず子育て関連の拡充を掲げ選挙後も追い風継続の見方

■躍進した立憲民主党は「就学前教育」の拡充など掲げる

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は10月28日、後場も一段と上げて13時過ぎには5%高の717円(37円高)をつけ、約3週間前につけた2013年以来の高値772円に向けて出直りを強めている。保育園を205園など子育て関連施設を320ヵ所運営(2024年6月末時点)する子育て関連銘柄の最大手で、業績は好調。衆議院選では、与野党を問わず少子化対策や子育て関連政策の拡充を掲げていたため、引き続き政策面で追い風が続くとの期待が出ている。

 衆議院選で躍進した立憲民主党では児童扶養手当のさらなる拡充、就学前教育・保育の無償化推進、などを掲げている。8月に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は売上高が前年同期比7.2%増加し、営業利益は同61.1%増加など大幅増益だった。25年2月通期の予想は動かさなかったが、各利益とも連続で最高を更新する。第2四半期決算の発表は11月13日を予定し、「沈黙期間」に入っているため安易な予想はできないが、通期の見通しも含めて期待が強まる様子となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る