タクマ、IHI汎用ボイラを子会社化し民生熱エネルギー事業を強化

■国内シェア向上と付加価値の高い製品・サービスの創出目指す

 タクマ<6013>(東証プライム)は10月28日、開催の取締役会において、IHI<7013>(東証プライム)の完全子会社であるIHI汎用ボイラの全株式を取得することを決議したと発表。同件は、同社の第14次中期経営計画における積極的なM&A戦略の一環として実施されるものである。

 IHI汎用ボイラは、130年以上の歴史を持つボイラメーカーであり、貫流ボイラをはじめとする各種ボイラの製造販売を手掛けている。同社の全国規模のメンテナンス網と先進的なサービス体制は、タクマグループの子会社である株式会社日本サーモエナーの事業戦略と合致するものである。

 同件株式取得により、タクマグループは貫流ボイラの国内シェア向上によるスケールメリットを獲得するとともに、より付加価値の高い製品・サービスの提供が可能となる。株式譲渡実行日は2025年4月1日を予定しており、その1年後には株式会社日本サーモエナーとの合併を計画している。なお、本件の2025年3月期の連結業績への影響はない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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