■コーティング剤・密封剤などの配合設計・製造・販売を行うAOC社を買収
日本ペイントHD(日本ペイントホールディングス)<4612>(東証プライム)は10月29日、取引開始から20分以上も買い気配を続けて23%高の1258.5円(240.0円高)で始まり、約8か月ぶりに年初来の高値を更新している。28日午後、米国の化学素材大手LSF11 A5 TopCo LLC(AOC社、テネシー州)の全持分の取得・子会社化について10月28日に契約を締結したと発表、買い材料視されている。
発表によると、AOC社は、建築物やインフラ設備などに使われるコーティング剤・接着剤・密封剤・エラストマー)や着色剤、複合材料等のコーティング周辺製品向けに、不飽和ポリエステルやビニルエステル等の配合設計・製造・販売を行う企業の持株会社。今後も成長が見込まれる分野も含めた幅広い顧客基盤、顧客のニーズに合わせて高度にカスタマイズ可能な技術力、柔軟に対応可能な物流網の保有等により、コーティング周辺製品向けスペシャリティ・フォーミュレーターとして、米国及び欧州市場においてリーディングポジションを獲得している。また、優れたキャッシュ創出力を有している。この持分取得により、買収初年度よりEPS(1株当たり当期純利益)の積み上げにプラス貢献する見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)